ドキュワークスクラウドは、PCソフト「DocuWorks」の利便性をテレワークや外出先に拡張する公式クラウドサービスです。
モバイルデバイスからの書類活用や、普段利用している外部ストレージとの連携機能を提供し、場所を選ばない効率的なドキュメント管理を実現します。
本記事では、このサービスの基本的な機能から料金、具体的な活用方法までを解説し、スムーズな導入を支援します。
DocuWorksの導入については「DocuWorks導入のメリット・デメリットを解説」で詳しく紹介しています。
ドキュワークス クラウドの基本を解説
DocuWorksは富士フイルムビジネスイノベーションが提供するドキュメントハンドリング・ソフトウェアです。PCにインストールして使う従来のDocuWorksと、DocuWorks Cloud Connectorシリーズを連携させることで、作成した文書をクラウド上で安全に保管・共有できます。強固なセキュリティ環境下で、時間や場所の制約を受けずにドキュメントへアクセスできるため、多様な働き方に対応した文書管理基盤を構築することが可能です。DocuWorksの詳しい使い方については「富士ゼロックス ドキュワークスとは?使い方から複合機連携まで」で紹介しています。
富士フイルムが提供する公式クラウドサービス
ドキュワークスクラウドは、電子文書と紙文書を一元管理できるソフトウェア「DocuWorks」の機能を拡張するために開発された、富士フイルムビジネスイノベーション公式のサービスです。
このサービスを利用することで、クラウド上に仮想のワークスペースを設け、チーム内での文書共有や共同作業を円滑に進められます。
PCだけでなくスマートフォンやタブレットからもアクセスできるため、オフィス外での業務効率を大幅に向上させることが可能です。
従来のPC版DocuWorksとの主な違い
従来のPC版DocuWorksが個人のPC内での文書作成・編集・管理に主眼を置いているのに対し、ドキュワークスクラウドは複数人での情報共有と、場所を問わないアクセシビリティに特化しています。
PC版がオフラインでも利用できるスタンドアロンのソフトウェアである一方、クラウド版はインターネット経由でブラウザやモバイルアプリから利用するのが基本です。
両者を連携させることで、個人の作業効率とチームの連携力を両立できます。
DocuWorksのバージョンごとの機能については「DocuWorksバージョンごとの主な機能一覧」で詳しく紹介しています。
ドキュワークス クラウドで実現できる3つのこと
ドキュワークスクラウドサービスを導入することで、主に3つの業務改善が実現します。
第一に、場所を選ばないドキュメントアクセスです。
テレワークや出張先からでも、オフィスにいるのと同様に書類の閲覧や編集ができます。
第二に、ワークスペース機能によるチーム内でのスムーズな情報共有です。
関係者間でファイルを安全かつ効率的に共有し、共同作業を進められます。
第三に、ペーパーレス化の促進です。
紙文書をスキャンしてクラウドで一元管理することで、コスト削減と検索性の向上を図れます。
スマホやタブレットでDocuWorksを快適に利用する方法
ドキュワークスクラウドの大きな利点の一つが、スマートフォンやタブレットといったモバイルデバイスでの活用です。
専用のモバイルアプリ「DocuWorksCloudMobile」を利用することで、PCが手元にない状況でも、必要な書類をいつでもどこでも確認・編集できます。
特に、現場での図面確認や、営業先での見積書提示など、オフィス外での業務が多い職種において、迅速な情報アクセスと対応を可能にします。
建設業でのDocuWorksの使い方については「建設業向けDocuWorksの使い方|図面・書類管理を効率化する活用術」で詳しく紹介しています。
専用モバイルアプリでできること一覧
専用のモバイルアプリ「DocuWorksCloudMobile」では、PC環境に近い文書操作が可能です。
主な機能として、DocuWorks文書(xdwファイル)やPDF、Officeファイルの閲覧ができます。
また、文書内にマーカーを引いたり、手書きのメモを書き加えたりするアノテーション機能も搭載しています。
さらに、スマートフォンで撮影した写真や動画を直接ワークスペースにアップロードすることも可能です。
これらの機能により、モバイル環境でも報告書の作成や資料の修正といった作業がスムーズに行えます。
外出先での書類確認や簡単な編集手順
外出先で書類を確認・編集する手順は非常にシンプルです。
まず、モバイルアプリを起動し、自身のアカウントでログインします。
次に、クラウド上のワークスペースから目的のファイルを探して開きます。
文書の確認後、修正が必要な箇所があれば、画面下のツールバーからペンやマーカーを選択し、直接書き込みます。
行った変更は自動的にクラウドへ保存されるため、特別な操作は不要です。
これにより、オフィスにいるメンバーともリアルタイムで修正内容を共有できます。
DocuWorksのお仕事スペースについては「DocuWorksのお仕事スペースとは?」で詳しく紹介しています。
普段使いのクラウドストレージとDocuWorksを連携させる
DocuWorksは、オプションの「DocuWorks Cloud Connect」を活用することで、Box BusinessやOneDrive for Business、Google Drive、Dropboxなどの複数のクラウドサービスと連携できます。これにより、DocuWorks Deskからクラウド上の文書をドラッグ&ドロップでアップロード/ダウンロードしたり、閲覧したりすることが可能になります。 DocuWorks 10.1では、「クラウド同期フォルダ」機能が追加され、Windowsエクスプローラーで表示されるOneDrive for Businessや同期設定したMicrosoft SharePoint OnlineのファイルをDocuWorks Deskで表示し操作できます。 複数のクラウドサービスを使い分ける手間が省け、文書管理の効率化と業務フローの効率化が期待できます。
主要クラウドストレージ(Box, OneDriveなど)との連携手順
DocuWorks Desk 10.1以降では、「クラウド同期フォルダ」機能を利用することで、OneDriveやSharePoint Onlineのファイルを操作できます。この機能を利用するには、DocuWorksサブスクリプションまたはDocuWorksCloudConnect(有償オプション)でのユーザー登録が必要です。DocuWorks Desk 10の使い方については「DocuWorks Desk 10の使い方」で詳しく紹介しています。
連携で実現するスムーズなファイルアップロード・ダウンロード
クラウドストレージ連携サービスを利用すると、ファイルのやり取りが格段にスムーズになります。
DocuWorksDesk上にあるファイルを、連携先のクラウドストレージのフォルダへドラッグ&ドロップするだけで、簡単にアップロードが完了します。
逆に、クラウド上にあるWordやExcelなどのファイルをダブルクリックすると、PC上のアプリケーションで直接開いて編集できます。
保存すると変更は自動的にクラウドへ反映されるため、ダウンロードして編集し、再度アップロードする手間が不要になります。
kintoneやクラウドサインと連携して業務を効率化
DocuWorksは、文書管理だけでなく、kintoneのような業務改善プラットフォームや、クラウドサインなどの電子契約サービスと連携することで、業務プロセス全体の効率化を実現します。
オプションの「CloudConnector」シリーズを導入することで、これまで手作業で行っていたシステム間のデータ入力やファイル移動を自動化し、より付加価値の高い業務に集中できる環境を構築するサービスです。
DocuWorks トレイについては「DocuWorks トレイとは」で詳しく紹介しています。
Cloud Connectorで可能になる業務プロセスの自動化とは
CloudConnectorは、DocuWorksと外部のクラウドサービスを連携させるための追加オプションサービスです。
これを利用すると、例えばkintoneの顧客データからワンクリックで見積書や請求書をDocuWorks文書として自動生成し、指定のフォルダに保存するといった業務プロセスの自動化が可能になります。
手作業による転記ミスを防ぎ、定型的な書類作成業務にかかる時間を大幅に削減できるため、生産性の向上に直接貢献します。
電子契約サービスとの連携で契約業務をスムーズに
電子契約サービスとの連携も、CloudConnectorを利用して実現できます。
DocuWorksで作成・承認された契約書を、ボタン一つでクラウドサインなどの電子契約サービスに転送し、相手方への署名依頼を送信することが可能です。
署名が完了した契約書は、自動的にDocuWorksCloud上の指定された場所に保管されます。
この連携サービスにより、契約書の印刷、製本、押印、郵送といった物理的な作業が不要になり、契約締結までのリードタイム短縮とコスト削減を実現します。
ドキュワークス クラウドの料金プランを解説
DocuWorksの料金体系は、基本となるサービスと、業務に応じて機能を追加できるオプションで構成されています。自社の利用規模や目的に合わせてプランを選択できるため、無駄のないコストで導入することが可能です。DocuWorksサブスクリプションでは60日間の無料体験版が用意されており、導入前に実際の使用感を確かめることができます。DocuWorksの価格については「富士フイルム DocuWorksの価格」で詳しく紹介しています。
基本サービス(ドキュワークス クラウドS)の月額料金と機能
基本サービスである「ドキュワークスクラウドS」は、1ユーザーから契約可能な月額制の料金プランです。
このサービスには、クラウド上の文書共有スペースである「ワークスペース」機能や、モバイルアプリ連携、主要なクラウドストレージとの連携機能が含まれています。
料金は契約するユーザー数とストレージ容量によって変動します。
詳細な金額については、公式サイトの料金シミュレーターで確認するか、販売店に見積もりを依頼する必要があります。
オプション機能(Cloud Connector)の料金体系
kintoneや電子契約サービスなど、外部のクラウドサービスと連携するための「CloudConnector」は、基本サービスとは別のオプション料金が必要です。
この料金は、連携するサービスの種類ごとに追加するライセンス契約となります。
例えば、「CloudConnector for kintone」と「CloudConnector for クラウドサイン」の両方を利用する場合は、それぞれ個別の料金が発生します。
必要な連携機能だけを選択して導入できるため、コストを最適化することが可能です。
ドキュワークス クラウドに関するよくある質問
ここでは、ドキュワークスクラウドの導入を検討している方から寄せられることが多い質問とその回答を紹介します。
機能の詳細や利用条件に関する疑問を解消し、スムーズな導入判断にお役立てください。
ドキュワークス クラウドはブラウザだけで利用できますか?
はい、利用できます。
ドキュワークスクラウドはWebブラウザからのアクセスに対応しており、専用ソフトがインストールされていないPCでもファイルの閲覧や共有が可能です。
ただし、文書の高度な作成・編集機能や一部の便利な機能を利用するには、PC版DocuWorksとの連携が推奨されるサービスです。
今使っているOneDrive上のファイルをDocuWorksで直接開けますか?
はい、可能です。
「DocuWorks Cloud Connect」という連携サービスを利用することで、OneDrive for Business上のファイルをPCのDocuWorks Deskに直接表示できます。
そこからファイルをダブルクリックするだけで開き、編集・保存が行えるため、ファイルのダウンロードやアップロードの手間がかかりません。
PCにインストールするDocuWorksがないと、ドキュワークス クラウドは使えませんか?
いいえ、PC版がなくても利用は可能です。
ドキュワークスクラウドは単独のクラウドサービスとして契約でき、Webブラウザやモバイルアプリを通じて文書の閲覧や共有ができます。
より高度な文書作成や編集を行いたい場合に、PC版のDocuWorksを導入することで、さらに活用の幅が広がります。
DocuWorks 10と9.1の違いについては「DocuWorks 10と9.1の違いとは?新機能や価格を徹底比較」で詳しく紹介しています。
まとめ
ドキュワークスクラウドは、PCソフトウェアであるDocuWorksの機能を拡張し、テレワークやモバイルワークといった多様な働き方を支援するクラウドサービスです。
単体での利用に加え、既存のクラウドストレージやkintone、電子契約サービスと連携させることで、文書管理にとどまらず、業務プロセス全体の自動化と効率化を実現します。
基本サービスとオプション機能を自社の課題に合わせて組み合わせることで、文書に関わる業務の生産性を向上させることが可能です。
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