DocuWorks 9は2025年3月31日をもってサポートを終了しました。そのため、この記事ではDocuWorksの現行バージョンに関するサポート情報やダウンロード方法、Windows OSへの対応状況といった動作環境、基本的な使い方について解説します。最新版との機能比較やライセンス情報もあわせて紹介するため、導入や継続利用を検討する際の参考にしてください。
DocuWorks 9.0とは?文書管理を効率化する基本概要
DocuWorks9.0は、富士フイルムビジネスイノベーション(旧富士ゼロックス)が提供するドキュメントハンドリング・ソフトウェアです。
PC上に再現された電子の机(DocuWorksDesk)で、紙の文書と同じように電子文書を扱える点が特徴です。
異なる形式のファイルを一元管理し、閲覧、編集、共有を効率化します。
リリース当時は、業務フローを効率化する「お仕事バー」などの最新機能が搭載され、オフィスワークの生産性向上に貢献しました。
DocuWorks 9.0と最新版(9.1/10)の主な違いを比較
DocuWorks9.0は、その後のアップデートで不具合修正や機能改善が施されたDocuWorks9.1、さらに大幅な機能強化が図られた最新バージョンのDocuWorks10へと進化しています。
9.0と9.1はマイナーアップデートの関係ですが、10ではクラウド連携やオプション機能の標準搭載など、大きな変更が加えられました。
ここでは、それぞれのバージョンの違いを解説し、後継バージョンへの移行を検討する際のポイントを説明します。
新機能や改善されたポイント
DocuWorks9.1へのアップデートでは、「お仕事バー」の一部機能がPDF文書でも利用可能になるなど、使い勝手が向上しました。
最新版のDocuWorks10では、これまでオプション扱いだった文書共有トレイ機能「トレイ2」やクラウド連携機能「CloudConnect」が標準搭載されています。
これにより、別途オプションを追加購入することなく、よりスムーズな情報共有と管理が可能です。
旧バージョンからのアップグレードを検討する際は、これらの機能が業務に有用かどうかが一つの判断基準となります。
ユーザーインターフェースの変更点
DocuWorks 9.1ではソフトウェアのデザインが変更されました。基本的な操作感は維持しつつ、より直感的に分かりやすい画面構成へと改善されています。 DocuWorks 10では、Desk画面に従来のサムネール表示やリスト表示に加え、新たに「グリッド表示」が追加されました。 これにより、DocuWorks Desk上のスペースを最大限に活用し、効率的に文書ファイルを配置できるようになり、デジタル文書の閲覧性や操作性が向上しています。
サポート終了時期に関する注意点
DocuWorks9.0の公式サポートは、2025年3月31日をもって終了します。
サポート終了後は、セキュリティ更新プログラムの提供や、製品の不具合に関する問い合わせ対応が受けられなくなります。
OSのアップデートなどにより正常に動作しなくなる可能性や、セキュリティ上の脆弱性が放置されるリスクが生じるため、サポート終了までに後継バージョンであるDocuWorks9.1への無償アップデートや、最新版のDocuWorks10への移行を強く推奨します。
DocuWorks 9.0をインストールするための動作環境
DocuWorks 9.0を安定して使用するためには、お使いのPCがシステム要件を満たしているかを確認する必要があります。対応するWindowsOSのバージョン、プロセッサ(CPU)やメモリのスペック、そしてインストールに必要なハードディスクの空き容量など、導入前に確認すべき項目は多岐にわたります。ここでは、DocuWorksの動作環境について解説します。
対応しているWindows OS一覧(10/11対応状況)
DocuWorks 9.0が公式にサポートしているOSは、Windows 8.1(32ビット版および64ビット版)とWindows 10(32ビット版および64ビット版)です。DocuWorks 9.0はWindows 11にも対応しています。
Windows 11で安定した動作を求める場合は、DocuWorks 9.1(バージョン9.1.5以降)や最新版のDocuWorks 10へのアップグレードが推奨されます。DocuWorks 9は2025年3月31日をもってサポートが終了する予定です。
必要なCPUとメモリのスペック
DocuWorks9.0を動作させるために必要なCPUは、1GHz以上の32ビット(x86)プロセッサまたは64ビット(x64)プロセッサです。
メモリの要件は、32ビットOSの場合は1GB以上、64ビットOSの場合は2GB以上が必須となります。
これらのスペックはあくまで最小要件であり、大量の文書を扱ったり、他のアプリケーションと同時に使用したりする場合には、より高性能なCPUと多くのメモリを搭載しているPC環境が快適な動作につながります。
ハードディスクに求められる空き容量
DocuWorks 9.1のインストールには1.5GB以上のハードディスク空き容量が必要とされています。ただし、Microsoft .NET Framework 4.6.2がインストールされていない場合は、これに加えてさらに4.5GB以上の空き容量が必要になります。実際の運用では、作成・保存するDocuWorks文書のデータ量に応じて、さらに多くの空き容量が必要になります。特にスキャンした画像文書などを大量に保存する予定がある場合は、十分なディスクスペースを確保しておくことが重要です。
DocuWorks 9.0のダウンロードとインストール手順
DocuWorksをPCに導入するには、まずインストーラーを入手し、画面の指示に従ってインストール作業を進める必要があります。製品版ライセンスを持っている場合でも、購入前に機能を試したい場合でも、基本的な流れは共通です。ここでは、公式の体験版ダウンロードから、ライセンス認証を経て利用を開始するまでの具体的な手順を解説します。なお、DocuWorks9は2025年3月31日をもってサポートを終了しました。現在の推奨バージョンはDocuWorks9.1以降です。
公式体験版(60日間)のダウンロード方法
DocuWorks 10の機能は、富士フイルムBIダイレクトで提供されている60日間無料の体験版で試用できます。体験版を利用するには、富士フイルムBIダイレクトへのユーザー登録とログインが必要です。DocuWorks関連ページにアクセスし、「体験版ダウンロード」の申し込みフォームに氏名やメールアドレスなどの必要情報を入力して登録を完了すると、インストーラーのダウンロードリンクが記載されたメールが届きます。この体験版は製品版と機能の違いはなく、製品版と同じ機能をすべて試すことが可能です。
インストールウィザードの進め方
ダウンロードしたインストーラー(Setup.exeなど)を実行すると、インストールウィザードが起動します。
最初に「使用許諾契約」が表示されるので、内容を確認して同意します。
次に、ユーザー情報(氏名・会社名)と、製品版の場合はシリアル番号の入力が求められます。
最後にインストール先のフォルダを指定し、「インストール」ボタンをクリックするとファイルのコピーが開始されます。
完了メッセージが表示されれば、基本的なインストール作業は終了です。
ライセンス認証とシリアル番号の入力手順
DocuWorks9.0のインストール後、初めて起動する際にライセンス認証が必要です。
製品購入時に提供されたシリアル番号を入力し、インターネット経由で認証を行います。
PCがインターネットに接続されていれば、認証は自動的に完了します。
オフライン環境の場合は、別のPCを使用して認証キーを取得する「オフライン認証」の手続きも可能です。
認証が正常に完了すると、DocuWorksの全機能が使用可能になります。
DocuWorks 9.0の基本的な使い方と便利な機能
DocuWorks9.0は、単に文書を閲覧するだけでなく、PDFへの変換や文書の結合・分割といった多彩な編集機能を備えています。
また、9.0から搭載された「お仕事バー」や「お仕事スペース」といった新機能を活用することで、定型業務を自動化し、関連書類を効率的に管理できます。
ここでは、DocuWorks9.0を使いこなすための基本的な操作方法と、業務効率を向上させる便利な機能を紹介します。
PDFへの変換・取り込み方法
DocuWorks文書をPDF形式に変換するには、DocuWorks Desk上で対象のファイルを選択し、右クリックメニューやツールバーから「PDFに変換」を選びます。
セキュリティ設定やバージョン指定も可能です。
逆に、WordやExcel、PDFなどのファイルをDocuWorks文書として取り込むには、アプリケーションの印刷機能からプリンターとして「DocuWorks Printer」を選択して印刷を実行します。
これにより、あらゆる電子ファイルがDocuWorks形式に変換され、一元管理できるようになります。
複数文書の結合やページの分割手順
複数のDocuWorks文書やPDFを一つの文書にまとめるには、DocuWorksDesk上でまとめたいファイルを複数選択し、ツールバーの「束ねる」機能を使用します。
ページの順序は後から自由に入れ替え可能です。
逆に、一つの文書から特定のページだけを分割して新しい文書を作成する場合は、対象の文書をDocuWorksViewerで開き、分割したいページを選択してツールバーの「ばらす」機能を使います。
これにより、必要な部分だけを抜き出して共有や保管ができます。
新機能「お仕事バー」のカスタマイズと活用術
「お仕事バー」は、DocuWorksDesk画面の下部に表示されるツールバーで、よく使う機能のアイコンを登録してワンクリックで実行できる機能です。
例えば「OCR処理」「PDF変換」「スタンプ捺印」といった一連の作業をアイコンとして登録しておくことで、定型業務を大幅に効率化します。
アイコンはドラッグ&ドロップで簡単に追加・編集でき、業務内容に合わせて自分だけの作業フローを構築することが可能です。
「お仕事スペース」で関連書類をまとめて管理する方法
「お仕事スペース」は、一時的な作業場所として利用できる電子の机のような機能です。
あるプロジェクトに関連する複数の文書を、元の保存場所から移動させることなく、お仕事スペースにドラッグ&ドロップで集めて一覧表示できます。
これにより、関連書類をすぐに見つけ出して作業を進められます。
作業が完了したら、編集した文書を元の場所に戻したり、まとめて別のフォルダに保存したりと、柔軟な文書管理を実現します。
DocuWorks 9.0のライセンス購入と価格情報
DocuWorks9.0の導入を検討する際には、ライセンスの種類と価格体系を理解しておくことが重要です。
新規に導入する場合の基本ライセンスや、旧バージョンからのアップグレードライセンスなど、複数の購入形態が存在しました。
ここでは、DocuWorks9.0のリリース当時に提供されていたライセンスと価格に関する情報を解説します。
新規ライセンスの価格体系
DocuWorks9.0の新規ライセンスは、使用するユーザー数に応じて「1ライセンス」や「5ライセンス」などのパッケージで販売されていました。
価格は、1ライセンス版の定価が1万円台半ば、5ライセンス版が7万円台前半が目安でした。
購入方法には、CD-ROMなどのメディアが含まれるパッケージ版と、インストーラーを直接ダウンロードするダウンロード版がありました。
現在、DocuWorks9.0の新規販売は終了しており、後継バージョンのDocuWorks10が提供されています。
旧バージョンからのアップグレード版の料金
DocuWorksでは、旧バージョンから新しいバージョンへのアップグレードパスが提供されていました。DocuWorks 9は2025年3月31日にサポートが終了しているため、最新バージョンへのアップグレードまたはサブスクリプションへの移行が推奨されています。
DocuWorks 9.0に関するよくある質問
DocuWorks 9のサポート情報ページはDocuWorks 9.1サポート情報を参照するように案内されています。
DocuWorks 9.0はWindows 11でも使用できますか?
DocuWorks 9はWindows 11に対応しています。そのため、富士フイルムによる動作保証の対象となります。 DocuWorks 9.1(要アップデート)や最新のDocuWorks 10もWindows 11に対応しており、安定した利用のためにはこれらのバージョンを使用することも推奨されます。
バージョン9.1へのアップグレードは無料ですか?
DocuWorks 9.0からDocuWorks 9.1へのアップグレードは有償で提供されており、DocuWorks 9.1(移行ライセンス)の購入が必要です。DocuWorks 9.1には不具合の修正や機能改善が含まれているため、9.0を利用している場合はアップグレードを検討することをおすすめします。
サポートが終了した場合、使い続けることはできますか?
ソフトウェア自体は、サポート終了後も継続して使用することが可能です。
しかし、セキュリティ上の脆弱性が発見されても修正プログラムは提供されません。
また、将来的なOSのアップデートによって動作しなくなる可能性もあります。
安全かつ安定的に利用するため、サポートが提供されている後継バージョンへの移行を強く推奨します。
まとめ
DocuWorks 9は、2025年3月31日をもってサポートを終了いたしました。現行の推奨バージョンや最新機能への移行を検討される際は、正規代理店のDWSHOPをご利用ください。公式サイトでは、パッケージ版やサブスクリプション版など、各種ライセンスの販売価格や製品情報を詳しく掲載しております。お見積りのご依頼や購入手続きに関する詳細は、ぜひサイト内の案内ページをご確認ください。

