DocuWorksで扱う文書のサイズ変更には、ファイル自体の用紙サイズを変換する方法、印刷時の出力サイズを調整する方法、表示上のページ倍率を変える方法など、目的に応じて様々なアプローチがあります。
この記事では、A4とA3の相互変換といった用紙サイズの変更手順から、印刷時のサイズずれを解決する設定方法まで、具体的な操作を解説します。
DocuWorks文書の用紙サイズそのものを変更する3つの方法
Deskの「ページの割り付け」機能を使う方法や、DocuWorksPrinterで再印刷してサイズを変換する方法が代表的です。
これらの方法を使えば、スキャンしたデータのサイズがバラバラな場合でも、特定の用紙サイズに統一できます。
目的に合わせて最適な方法を選択し、ページのサイズを調整しましょう。
ページの割り付け機能を使ってA4からA3へ変換する手順
DocuWorks Deskで、サイズ変更したいA4ファイルを選択し、ツールバーの「文書」から「ページの割り付け」を選びます。表示されたダイアログボックスで、新しいサイズ(例: A3)を選択し、必要に応じて設定を調整します。「OK」をクリックすると、選択したDocuWorks文書を基に、新しいページサイズで別のDocuWorks文書が作成されます。この機能により、元のファイルを残したまま、用紙サイズを変更した別ファイルを作成可能です。
A3で作成した文書をA4に縮小して保存する方法
A3の文書をA4に縮小する場合も、「ページの割り付け」機能を利用します。
DocuWorksDeskで対象のA3ファイルを選択し、「ページ」メニューから「ページの割り付け」を選択してください。
ダイアログボックスが開いたら、「割り付けページ設定」の用紙サイズを「A4」に設定します。
このとき、「縮小して割り付ける」にチェックが入っていることを確認し「OK」をクリックすると、A3の内容がA4サイズに縮小された新規文書が作成されます。
DocuWorks Printerでの再印刷で希望のサイズに変更する
DocuWorksViewerでサイズを変更したい文書を開き、「ファイル」メニューから「印刷」を選択します。プリンターの一覧から「DocuWorks Printer」を選択し、「プロパティ」をクリックしてください。プロパティ画面の「用紙/出力」タブで、出力したい用紙サイズ(A3など)を指定し、「OK」を押して印刷を実行します。
この操作により、指定した用紙サイズの新しいDocuWorks文書としてファイルが再作成され、サイズ変更が可能になります。DocuWorks文書のサイズ変更には、DocuWorks Deskの「ページの割り付け」機能を使用する方法も推奨されています。
【トラブル解決】DocuWorksで思い通りのサイズで印刷できない場合の対処法
DocuWorksから印刷する際に「A3で出力したいのにA4で出てしまう」といったサイズずれのトラブルは、いくつかの設定を見直すことで解決できる場合があります。
プリンタードライバーの設定や、Windowsの用紙設定が影響していることが主な原因です。
ここでは、DocuWorks文書を意図した通りの用紙サイズで正しく印刷するための具体的な対処法を解説します。
「原稿サイズに合わせて用紙を選択」設定で印刷ずれを解消する
印刷時に原稿と出力の用紙サイズが異なってしまう場合、プリンタードライバーの設定が原因かもしれません。
DocuWorksViewerの印刷ダイアログで、使用するプリンターの「プロパティ」を開きます。
詳細設定などの項目から「原稿サイズに合わせて強制的に用紙を選択」といった趣旨のオプションを探し、チェックを入れてください。
この設定により、プリンター側の設定よりもDocuWorks文書の用紙サイズが優先され、意図したサイズでの印刷がされやすくなります。
プリンターのプロパティで用紙サイズが正しく設定されているか確認する
DocuWorksでの印刷設定だけでなく、プリンタードライバー自体の設定も確認が必要です。
印刷ダイアログからプリンターの「プロパティ」画面を開き、「用紙サイズ」や「給紙トレイ」の設定が、出力したいサイズ(A3など)に正しく設定されているかを確認します。
特に、アプリケーションの設定をドライバー側が上書きする設定になっていると、サイズずれの原因となります。
印刷前に必ず正しい用紙が選択されているかチェックしましょう。
WindowsにA1などの大判サイズや特殊な用紙サイズを追加登録する手順
A1サイズや定形外の用紙サイズで印刷したい場合、Windows自体にその用紙サイズを登録する必要があります。
「コントロールパネル」から「デバイスとプリンターの表示」を開き、使用するプリンターをどれか一つ選択します。
上部メニューに表示される「プリントサーバープロパティ」をクリックし、「新しい用紙を作成する」にチェックを入れて用紙名と寸法(幅・高さ)を入力して保存します。
これにより、印刷時の用紙サイズ選択肢として登録したサイズが表示されるようになります。
CADソフトから出力する際にカスタムサイズが反映されない場合の確認点
AutoCADなどのCADソフトからDocuWorksPrinterへ出力する際、事前に登録したカスタム用紙サイズが反映されないことがあります。
この場合、CADソフト内の印刷設定やページ設定管理で、プリンターとしてDocuWorksPrinterを選択した上で、用紙サイズが正しくカスタムサイズに設定されているかを確認してください。
また、一度PDFとして出力してからDocuWorksに変換する際も、PDF作成時のページサイズ設定が正しく行われているかが重要です。
用紙だけじゃない!表示やオブジェクトの大きさを調整する方法
DocuWorksでは、文書の用紙サイズ以外にも、作業効率を上げるために様々な要素の大きさを調整できます。
例えば、Viewerでの表示倍率の変更や、Desk上のサムネイルサイズの調整、文書に貼り付けた付箋やテキストといったアノテーションオブジェクトのサイズ変更などです。
これらの操作は、文書の内容自体には影響を与えず、あくまで表示上の見やすさを改善するために行います。
Viewer(ビューワー)画面の表示倍率を拡大・縮小する
DocuWorksViewerで文書を開いている際、ページの表示倍率を簡単に変更できます。
キーボードの「Ctrl」キーを押しながらマウスホイールを上下に動かすと、スムーズに拡大・縮小が可能です。
また、ツールバーにある「+」「-」の虫眼鏡アイコンや、パーセンテージが表示されているドロップダウンリストからも、任意の倍率を選択できます。
この操作はあくまで表示上の変更であり、文書のページサイズそのものが変わるわけではありません。
Desk(デスク)に表示されるサムネイルの大きさを変更する
DocuWorksDeskに表示されている文書のサムネイル(縮小画像)が小さくて見づらい場合、表示サイズを調整できます。
Desk画面の右下にあるスライダーバーを左右にドラッグすることで、サムネイルの大きさを直感的に変更可能です。
スライダーを右に動かすとサムネイルが大きくなり、ファイルの内容を確認しやすくなります。
この変更はDeskの表示設定であり、各ページのファイルサイズに影響はありません。
貼り付けた付箋や日付印などアノテーションのサイズを調整する
文書に貼り付けた付箋、テキスト、図形、日付印や印鑑といったスタンプなどのアノテーションは、後からサイズを自由に変更できます。
対象のアノテーションをクリックして選択状態にすると、オブジェクトの四隅や辺にハンドルが表示されます。
このハンドルをドラッグすることで、オブジェクトを拡大・縮小できます。
また、右クリックメニューのプロパティから、位置とサイズを数値で正確に指定することも可能です。
ドキュワークス サイズ変更に関するよくある質問
ここでは、DocuWorksの用紙やページのサイズ変更に関して、ユーザーから頻繁に寄せられる質問とその回答をまとめました。
一括でのサイズ変更の可否や、変更に伴う画質の変化、複数サイズが混在する文書の整理方法など、実用的な内容を取り上げています。
複数のDocuWorksファイルを一括でサイズ変更できますか?
はい、可能です。
DocuWorksDesk上でサイズ変更したい複数のファイルを選択した状態で、ツールバーの「ページ」から「ページの割り付け」機能を使用します。
設定画面で希望の用紙サイズを指定すれば、選択したすべてのファイルが新しいサイズで一つの文書にまとめられます。
個別に処理する必要がなく、複数のページのサイズを効率的に統一できます。
用紙サイズを変更すると画質は劣化しますか?
文書を縮小する場合は画質の劣化をほとんど感じませんが、元のサイズより大幅に拡大すると画質が荒くなることがあります。
特に、スキャンした画像などが含まれる文書の場合、拡大によって画像の解像度が不足し、文字や線がぼやけたり、ギザギザになったりする可能性があります。
そのため、用紙の拡大は必要最低限に留めるのが望ましいです。
A4とA3が混在した文書をA4サイズに統一するにはどうすればいいですか?
Desk上で対象の文書を選択し、「ページの割り付け」機能で用紙サイズを「A4」に指定することで統一できます。
この操作を行うと、元のA3ページはA4サイズに自動で縮小され、A4ページはそのままのサイズで配置されます。
結果として、すべてのページがA4サイズに揃った新しいDocuWorks文書が作成され、用紙サイズが混在した状態を解消可能です。
まとめ
DocuWorksにおけるサイズ変更は、文書の用紙自体を変換する「ページの割り付け」やDocuWorksPrinterでの再印刷、印刷時の出力サイズを調整するプリンター設定、そして表示倍率やアノテーションの大きさを変える方法など多岐にわたります。
目的の作業が、ファイル自体のページ情報変更なのか、単なる印刷や表示上の調整なのかを明確にすることで、適切な操作を迷わず選択できます。

